『サヨナラCOLOR』- SUPER BUTTER DOG -
最近『サヨナラCOLOR』とEGO-WRAPPIN'の『色彩のブルース』ばかり聴いてます。いい曲~
色んな方がカバーしてるんすね。最後の、忌野清志郎とフフっと笑い合うところがたまらない。僕はとりあえずmiyoさんとハモるために弾き語り練習中(笑)
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江賀小作の記録

雑談ときどき介護

 

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指令:退院後の受け入れ先を探せ/Nさんの器量

年末から抱えている問題ケースをもう一個。
大柄な90代夫Kさん(要介護3,元軍人)を介護する小柄で華奢な80代妻、いわゆる老々介護夫婦。昨年末にKさんは自宅で倒れ病院に搬送、主治医より「もう自宅には戻れないでしょう」と言われたが、驚異的な回復をみせ退院することになる。医学的にもうやれることはないものの、本人は寝たきり状態で要介護5相当と思われ、小さな妻は夫を介護する体力も気力もなく、在宅でみるという選択肢は実質ゼロ。

「受け入れ先がない!」

長期入所などすぐに入れるはずもなく、経済的に有料老人ホームも難しい。とにかくショートステイで繋いでいこうと片っ端から電話しまくり、奇跡的にロングショート(ショートの継続利用)可能な施設Wに出くわす。もう私の今年の運を半分以上使った!

喜ぶのも束の間、幸運にも探し当てたその施設Wは退院日こそ入所可能だが2月からロングショート扱いとなり、1月末までに「2箇所,4日間と3日間ベッドが無い日がある」との条件があったのだ。歯っ欠け状態か。まずは退院日を伸ばしてもらおうとMSWに交渉するがあえなく却下。チクショー!と頭の中で叫びながらも、病院には病院の事情がある…と頭を切り替え、まずは穴の空いた4日間+3日間を訪問介護等利用しながら自宅で過ごせるか考える。と同時に、穴を埋めるためだけに受け入れてくれる、別のショート先を探すべく再び電話をかけまくる。

いつもお世話になっている施設に相談するがなんせ退院まで一週間を切っている。「すみませんねぇ」と本当にすまなそうに連続6箇所断られた。いや、物理的にベッドが空いてないのだから仕方が無い、というか空いている方が不思議だ。キャンセル待ちをする余裕もない。訪問介護を探すか?でも僅か7日間(4+3日間)のために動いてくれる事業所がはたしてあるだろうか?

迷いながらも7つ目の特養Nに電話。すみません、急なんですけどカクカクシカジカデ……「あーちょっと待って下さいねー」慌てる私を落ち着かせるような穏やかなトーンで話す相談員Nさん。そうだ、相談援助はこうでなきゃならない。私のパニックに巻き込まれるようでは半人前なのだ(←エラそう)

保留音が途切れ再びNさんの穏やかな声。「部屋空いてますよー。なんせお客さんがいませんもんでーへっへっへ」とユーモアを交えた返事に色んな意味で助けられる私。「じゃあ時間も無いんでKさんの様子を見に病院に行きましょう」と即面接と契約を済ませる相談員。スピードも早い。さらに施設での状況を見たいと、退院後にわざわざ施設Wに行って介護内容を確認するNさん。

アンタ相談員の鑑だよ!!

よって病院→施設W→特養N(4日間)→施設W→特養N(3日間)→施設W(ロングショート)と退院後の筋書きが描けた。しかし、ここにきて一本の電話が。

施設W相談員「コサクさん、あいだの4日間と3日間のベッドが空きましたよ!」

ええ…!?

なんというタイミング。穴を埋める必要がなくなった、というか穴は既に埋めてしまっている。つまり施設Wと特養Nをハシゴせずに済むというわけだ。…しかしどうしよう。相談員Nさんには無理を言って、時間が無いにも関わらずあんなに動いてもらってしまった。今更キャンセルとは非常に言いづらい。当初の予定通り施設を渡り歩いてもらうか…。悩むケアマネ。

いや違う。
本人の利益を第一優先にすべきだろう。何を迷っているんだ。この寒い1月、施設間を移動するのは相当のリスクだし、環境がコロコロ変わるのは本人にとって負担だろう。しかもショート間繋ぎ目の日は両方の施設の料金がかかってしまうし、移動代だって介護保険はきかない。施設Wで一本化出来るならそれに越したことはない。キャンセルして事業所に嫌な顔をされるなら、そこは私の調整力の無さが招いた結果だし、私自身が引き受けなければならない部分だ。よし、Nさんに連絡だ。え?カクカクシカジカデ…

相談員Nさん 「それなら良かったですぅ。移動が無いのが一番ですものね?」


Nさん!
アンタ愛しているよ!
 (おじさんだけど…)


相談員ここに極まれり。

Kさんが今後安心して過ごせるのは間違いなくNさんの的確な判断と行動があったからこそ。彼の献身的な動きは少なくとも私の胸にしっかりと刻まれた。我々相談員だって人間同士。信頼関係とは場当たり的なうまい営業トークや名刺交換などではなく、こうやって築いていくのだなーと思った。私も誠実な態度で業務にあたろう。あとはこういった動きに報酬を与える仕組みになればいいのだけど、非常に難しい問題だ。

ともあれKさんが行き場を失うことなく過ごせて良かった…
まわりに助けられながら何とか歩いている自分を実感。


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この記事に対するコメント

教えて!!小作さん
なんだか楽しく読ませて貰ってしまいました◎
Nさん、素敵です。
そりゃー兄貴、愛しちゃいますねぇ。


で、本題とはちょっとズレるんですが・・・
(ホントは自分とこで記事にしようと思ったけどやめた)

私も、急な依頼でショートを探し回る事がよくあります。
で、たまたま空いてた施設が「老健」だった、そんな時
"医療系サービス導入にあたっての医師の意見聴取"
をするのをすっかり忘れていた事に、はたと気付いてしまった。
現在、プラン自体を闇に葬ろうかと思案中(そんな事できないけど)

そもそも、訪看を導入(継続や変更も含めて)する時は
医師の意見聴取が絶対に必要だってのは理解できるけど・・・

ショートってどうよ。
「正直、空いてるところがなかったから!!」
ってのがぶっちゃけ理由だったりする。
医者に意見聴取を求めたところで「????」になるのが目に見える。

そんな時、小作さんはどうしてます???
ん???どんな時だ?

【2010/01/20 00:23】 URL | ウズラ #- [ 編集 ] top

もひとつ、ついでに
おせーて、小作さん!!

私、ロングショートのプランってあんまり作った事がなかったりします。
過去に数件プランを作ったりしましたが、今は入所になってます。

ロングになったとしても、月に1泊は家に帰ってくるケースだったり・・・
なので "月1自宅訪問での本人との面会" も
それなりにクリアできていたわけですが

月1日も自宅に帰らずロングで繋ぐ場合もあるんですよね?
その場合って、施設で面会?
となると、やはり減算?

質問攻めですみませぬ。

【2010/01/20 00:33】 URL | ウズラ #- [ 編集 ] top


どうもー
記事は少しでも臨場感が伝わればと思って書きました。ウズラさんに楽しく読んでもらえたなら良かった!でもケアマネやってりゃ絶対出くわす場面ですよね~。Nさん最高でしょ?完全無欠な”おっさん”なんですけど(笑)

で、ロングショートの件は、私もこの3年間で3~4件程度しかありません。”月1回訪問”について保険者に問い合わせしたことがありまして、その時の返答は「月1回以上、施設内での面接で状況が確認してあれば減算にはならない」というものでした。つーか減算にされちゃ堪ったもんじゃない。利用票の確認は家族にしてもらってたかな。機会があったらウズラさんとこでも聞いてみて下さいませ~

もいっこ、老健の方は正直言ってわかりません…(汗)
突発ショートで老健入れたこと無いんですよ~。最近だと鼻腔栄養の方で特養(と単独)ショートを断られ、老健ならもしや?と受け入れ交渉したことがありますが、やはり「NO」でした。

>正直、空いてるところがなかったから!!

うむ、そうだ。異論なし!(笑)
私もその状況で医師の意見聴取なんて考えもしないでしょう。先ほどのように鼻腔栄養うんぬんが絡んだりしたら多少頭をかすめるかもしれませんが、ただただ緊急事態回避目的ってことありますもんねぇ。法的にシロかどうかは、すんませんわからないっす。

もし情報がありましたら逆におせーて欲しい(笑)
【2010/01/20 21:53】 URL | エガコサク #G5uhtICg [ 編集 ] top


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アラフォーケアマネ♂です。
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