『サヨナラCOLOR』- SUPER BUTTER DOG -
最近『サヨナラCOLOR』とEGO-WRAPPIN'の『色彩のブルース』ばかり聴いてます。いい曲~
色んな方がカバーしてるんすね。最後の、忌野清志郎とフフっと笑い合うところがたまらない。僕はとりあえずmiyoさんとハモるために弾き語り練習中(笑)
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江賀小作の記録

雑談ときどき介護

 

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父親が倒れた日

出勤中、母から電話。
父の具合が悪いので今から病院に連れて行くとのこと。ただ事ではないと思った。どんなに痛くても苦しくても、薬を飲んだり我慢をすることで、頑として病院に行こうとしない父が、自ら「連れてってくれ」と頼んだらしい。

結果、大腸がんが原因による腸閉塞。
緊急手術のワンランク上(下?)の救命手術16:30開始。私も仕事を早々と切り上げ病院に向かう。ケアマネとして何度となく足を運んでいる場所である。馴染みのMSWとすれ違い軽く会釈をする。仕事で来るのと患者の家族として来るのでは気持ちに大きな差がある。とても同じ場所とは思えない。

家族待合室で待機。朝から何も食べていないという母。園芸の本がテーブルの上にぽつんと置かれていた。両親が九十九里に別荘を買い、これから野菜作りや花を楽しもうとしていたのだ。

手術が終わるのを待つ家族。まるでドラマのワンシーンのようだ。時間が長く感じられる。ふと、これがもし娘の手術だったら…と想像しゾっとする。と同時に、自分が中学生の時こんな思いをさせてしまったのだと、親不孝っぷりに今さら申し訳なさを感じる。

20:00手術が終わり、オペ室に呼ばれる。主治医が切り取った大腸の一部を手にしながら説明。これががんです。指の第一関節ほどの大きさ。父の生命を脅かした物体だが、何の感情も沸いてこない。薄オレンジ色と灰色のグラデーションを眺める。人間は一本のチューブなのだ。チューブが詰まってしまえば、やがて死に至る。

「肝転移が認められました。腹膜播種もあり得ます」
淡々と医師が続ける。転移。この状況をどう受け入れればいいのかわからない。さて…

病室に父が戻ってくる。ストレッチャーに乗せられ、何やら管が無数に繋がれている。生まれて初めてみる父の弱々しい姿。しかし60歳には見えないな、と改めて父の外見の若さを実感。40歳後半くらいなら余裕で通じるのではないだろうか。父に伝えたら少しは喜ぶだろうか。中身はボロボロだけど。

自分が辛い方がよっぽどいい。
子供が病気になるほど辛いことはない。


酸素マスクの奥から、かすれた声が聞こえてきた。


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