『サヨナラCOLOR』- SUPER BUTTER DOG -
最近『サヨナラCOLOR』とEGO-WRAPPIN'の『色彩のブルース』ばかり聴いてます。いい曲~
色んな方がカバーしてるんすね。最後の、忌野清志郎とフフっと笑い合うところがたまらない。僕はとりあえずmiyoさんとハモるために弾き語り練習中(笑)
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江賀小作の記録

雑談ときどき介護

 

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されどサイドレール

「ちょっと動きを見てもらえないか?」

おもむろに父がベッドに寝た状態からゆっくりと起き上がろうとする。ずりずりとベッド下方に体をずらし、サイドレールを掴んで横向きになる、肘をつき体を支えながらサイドレールを抱きかかえるようにして端座位までもっていく。相当の痛みがあったのだろう、途中何度も顔をしかめながらも、ひとつひとつの動作をゆっくりとおこなっていく。

驚いたのは、その動作が教科書に掲載してあるかのような完璧なものだったこと。父は医師としては20年選手だが、手術患者としては全くのド素人。ボディメカニクスのボの字も知らないはずであり、起き上がり動作を学んだことも恐らくないだろう。にもかかわらずこの動きに辿り着いたのは、何度も何度も起き上がりを試みて失敗を重ね、最も負担が少ない動きを獲得していった結果なのだと思う。

手をグーにして体を支えた時に得られる反動と指三本で支えた時の反動の違いを教えてくれたのだが、私にはイマイチよくわからなかった。体が不自由になった父にはその差が大きい。私は福祉用具相談員時代、利用者のそこまできめ細かい動きに注目していたか?理解しようとしていたか?

動きは問題ない。あとはギャッヂアップ機能をうまく使えばとアドバイスするが、枕元にあるティッシュや携帯電話など父専用にカスタマイズされた物たちが滑って落ちてしまうため、ある一定以上の角度にするのは本意でないようだった。それなら自分で起き上がるしかない。

起き上がり動作はなんとか可能。あとは最初の、ずりずりと体を足側にずらすのを解決すればだいぶ違うはず。わずか10cm程度ずらすのでさえ、痛みに耐えつつ弱った体でおこなうには困難の極みのように見えた。なぜ体をずらさなければならないか。答えはサイドレールが長過ぎるから。

寝た状態から端座位を取ろうとする際、ただ寝返りを打ち足を下ろそうとしても、足側に伸びた長いサイドレールが邪魔をしてしまう。病院としては落下事故を防ぐため(またはサイドレール間挟まれ防止)に長めのサイドレールを採用しているのだろう。しかしこれでは離床は困難。

そこで15cm?20cmほど短いサイドレールを福祉用具貸与事業所に頼み、取り付ける。実はメーカーが違うので勧められるやり方ではないし、そもそも病院の許可を得ていないというのも問題アリアリだと思う。しかし父の感想は「負担が大きく減った」というものだった。

事故防止と自立支援。

両立するならそれに越したことは無いが、相反する場合だってある。リスクは絶対生じるのだ。もう一度言うがお勧めできる方法ではない。落下や転倒があったら、それは自己責任だと思う。

たかがサイドレール。しかし私は父の負担を軽減してくれた、この一本のサイドレールを入れるために、今まで福祉用具の知識を得てきたのだと思った。


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